このブログは、wizon wizardryonline (ウィザードリィオンライン)のプレイ風景をつづったものです
JP現アルバロア鯖で活動しているプレイヤーの個人日記です。
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全く同じネタ絵を全く同じ状況で、
一年前と同じように使いまわせるというのはとてもコストパフォーマンスに優れているのではないでしょうか。
汎用性に優れている絵を描いておいてよかった!!
さて、じつはもう「いるこれ」の記事は書かないまますっ飛ばそうかなーと思ったのです。
なぜかって・・・?
一言で言えば
「やりきった感」がすごくて、ちょっとしばらくの間あのイベントの事に触れたくなかったんです。
燃え尽き症候群みたいな感じでしょうか?
それにリアルクエストがドッと増えたので落ち着いて思い出せなかったという気もします。
でも今まだ現在めーてるさんも毎回頑張って記事を更新してくださっていますし、意外にブロガーの皆さんの記事を読んでみますと
「ああ~こういう風にとらえていてくださったんだ」
「なるほど、この人にはここが面白かったんだ」
と、多角的にあのイベントをやっと俯瞰することが出来まして。
それで、主催者の語る「いるこれ」というよりは
いちプレイヤーが見た「いるこれ」という観点でなら記事が描けるな・・?と思ったんです。
イベントが終わって一月。そろそろいいころあいかなと。
なので、私が発起人でやったイベントですが、あの場に居合わせた一人の冒険者の視点でイルコレを追っていきたいと思います。
ただ書くのもなんなので多少RP風に書いてみましょうか。そういうのが苦手な方は読まない方が良いかもしれません。
注意:長いな
心せよ、これより先は口伝にも上らぬ、あの日の記録である・・・・
アザルス歴382年、10月25日深夜
バタバタと俺たちは、もう通算三度目になるリハーサルの準備に追われていた。
明日に備えたイベント「イルファーロ・アドベンチャーズ・コレクション」の準備だ。
(前日会場になるチャンネルでの風景。心なしかみんなそわそわしている)
これまで行ってきた二度のリハーサルでずいぶんスタッフの動きもよくなってきていた。リング販売係、審査員、演出係、それに普段使いのTR「迷宮遊戯」の有志達、そして何をやっているのかと魔法局前に集まってきた野次馬の冒険者たち。
前日ともなると、リハであるにもかかわらず本番の緊張感、熱気をリアルに想像できるほどだ。きっと皆が同じ思いだったのではないだろうか。そわそわして、なにか落ち着かない。明日、この階段の上でそれぞれがそれぞれの役をこなさなければならない。まさに俺たちは明日の「ロールプレイ」を想像しながら、リハーサルに臨んでいた。
個人的には今回からの新しい試みである「演出係」の動きがずっと気になっていた。「演出係」とは魔術師や僧侶による編成のPTで、ファッションショーを魔法の音や光で盛り上げる役目だ。去年の「いるこれ」が終わった後、少なからず「演出もすればいいのに」との意見ももらった。確かに去年はイベントの運営だけでアップアップだったのだ。そこまで気が回らなかった、、とはいえ、いちイベンターとしてイベントの質が悪いといわれるのは非常に悔しいところだった。つまり「演出係」は俺なりの去年にたいするリベンジだ。
「演出係」をつける、といったときマチルダは難色を示した。というか興味がなさそうだった。あれは自分がコントロールできない要素をとにかく嫌うのだ。別に狭量という訳ではない、計画の実行性が薄いことに対して慎重な性格なのだ。だからマチルダはマネージャーに向いている。俺は旗振りは得意だが、細かいことは嫌いだ。俺が雑に思い描いた餅をマチルダが詳細に絵に起こす。お互いがお互いの絵をブラッシュアップする。お互い性格がダブってないから今までペアでイベントを切り盛りできていた。
そういう意味でも、マチルダが気乗りしない「演出係」の精度、練度が個人的に最も気になっていた。出演者の優勝を飾る、というタイミング的ににシビアな演出を担当する彼らを集めるのも、俺がどう演出してほしいかを伝えるのも大変苦労した。だが、最終的には信頼できるメンバーを得ることができ、ヒステリアを責任者にしていまや「演出係」は一個の軍隊のように一糸乱れぬ動きで演出を行うことができていた。この調子なら明日は大丈夫だろう。ほっと胸をなでおろした。
観客投票用の「指輪販売係」が全員そろったのもこの日だった。こちらはさらに厳しい時間の中で正確な動きが求められる役割だ。マチルダはこちらの練度を気にしていたが、私は成功するものと疑いはしなかった、「指輪販売係」の中には去年の「いるこれ」で同じ部門を担当してくれた仲間もいて、なにより今回の係も全員が呑み込みがよく、またまめにリハーサルに参加してくれていたからだ。
(何度も繰り返される出演者の採点→発表の練習。誤差がなくなるまで厳しくリトライ)
(おそろいの燃えるかぼちゃスタッフで決める審査員たち。彼らの中に強い連帯感を感じる)
この日のリハーサルが終わったのはもう零時を回ったころ。みんなへとへとに疲れていたと思うのだが、よく最後まで練習に参加してくれた。
まだやれることはないか・・・気もそぞろな脳みそでそう考えたがいつまでも皆を拘束しておくわけにはいかない。明日、いやもう20時間後に迫った本大会に備えて、それぞれのスタッフを見送った後俺も早々とベッドに向かった。
・・・・なんだか学生祭の前日みたいだ。遠い昔に同じようにクラスの仲間と夜遅くまで次の日の祭りの準備をしたことを思い出し、ちょっと幸せな気持ちで眠りに落ちた。
アザルス歴382年、10月26日 夕方
イルファーロに再び足を運んだのは夕方だった。もう二か月も前からこの日の夜の予定を確保していたのだ。不意の予定が入らなくて本当によかった。
さて、早めに会場に来た俺の仕事は参加者のエントリー受付と、大会の告知である。
イルファーロ中を回り、街中でシャウトするとともに、ワールド中に告知をした。
一月弱前から各所で徹底的に手を変え品を変え告知をしてきたかいがあってか、「いるこれ」の認知度はかなり上がっていた。冒険者が減ったといわれている昨今だが、寄付に名乗りを上げてくれた冒険者の数も40名を超えていたし、なにやらこの日のために遠くから見に来てくれるものも多いという。嬉しいことだ。
ただ、心配なのは参加者の数だった。忌々しいマチルダからは「スタッフより参加者がすくないなんてことがないようにしてくださいね」などと言われていて、どうにかして大会ギリギリに来るマチルダを驚かしたくて、しつこく参加者告知を触れ回った。
しかしこれまで事前告知を名乗り出た冒険者はたった3人。
もしかしてこのまま参加者過少で大会がスタートしてしまわないか、それが俺にとって一番気をもんだところだった。
案の定会場には、開会を待ちきれないスタッフとまばらにやることのない仲間たちしかいない。参加希望の冒険者など影も形も見えない。
先に来ていた仲間はみんな祭りの予感に浮足立つように駆け回り、時には殴り合っていた。
祭りと喧嘩は港町イルファーロの名物なのだ。まあ、それはいい。だが、ほんとに参加者は来てくれるのか・・・・
しかしそんな俺の心配をよそに。
来るわ、来るわ・・・
続々と人が集まってくる。
開会までまだ二時間もあるというのに。すでに十数名の参加希望者が名乗りを上げてくれた。あっという間に俺はエントリーの作業に忙殺される。
「嬉しい誤算だが、手が足りない・・・」
次々に寄せられる希望者にエントリー係が一人では対応できない。だがここは私がやらなければならない仕事だ。ひいひい言いながらエントリー漏れがないように参加者の名前を書きとめ、エントリー番号を割り振っていった。
魔法局広場はもとより、冒険者のあつまる噴水の前では俺の仲間たちがイベント参加用のトークリングを精力的に配ってくれていた。
全員で手分けしてくれたのだろう、トークリングの販売個数がものすごい数で報告されてくる。嬉しい悲鳴をあげつつも、おれはエントリーシートを更新し続けた。
(個人的に気に入った参加者の一人。エントリーがひと段落してSSを撮らせてもらった。とてもおしゃれに統一感がありかわいい!フレンド登録したかったが・・・ぐぐぐ)
(リング販売をするりんごちゃん。頑張ってたくさんのイベントリングを売ってくれた。)
(続々集まる観客や、うろつくスタッフ達)
(懐かしい顔もイルファーロにきた。冒険者を一度は引退した仲間も来てくれた。)
(エントリーがひと段落したときの風景。すでにかなりの人が集まってきている。)
(こちらは関係者たち。始まるまでの時間をまったり過ごしている。)
(観客さんたち。どの子も参加者になってもいい線いきそうなおしゃれさんたち。もったいない!参加してほしかった。)
(開会が迫ってきた。賑やかな雰囲気が伝わるだろうか?)
(ドワーフは人が多くてもうろたえない!どっしりと構える審査員のカリーム氏)
(人員整理をしてくれるスタッフ。ありがたい。)
(ここにも久しぶりにイルファーロで顔を見る仲間の姿が。)
同日「いるこれ」開始30分前
共催の露店組合が露店を開き、参加者はエントリーし、見学者はワラワラと集まってくる。気が付いたらすでに開会時間が迫ってきた。参加者は30名を突破している。これは思ったより大がかりになりそうだ。内心ほっとしたとき、会場が沸き立った。
「仮面の貴族だぞ!!」
普段お目にかかれない仮面の貴族を今回はスペシャルゲストとして呼んでいたのだ。わっと壇上に駆け上がる冒険者たち。
来てくれたのはうれしかったが、ちょっと焦った。
(「何かおしゃれしてきてください」と伝えておいたのに答えてくれたのだろうか。まさかノームで来るとは思わなかった。仮面の貴族、ノーム姿である。)
これで一気に会場のボルテージが上がったのはいいのだが、運営側としては人員整理が急に難しくなってしまった。本能のまま行動する冒険者を御するのは並大抵のことではない。
仮面の貴族が現れたからなのか、会場には急激に大勢の冒険者が駆け付ける。もはや何人いるのか数えられないほどである。
(開会まで20分あるのに、この人だかりである。ちょっと怖い。)
舞台は整った!!さあいざ開会の宣言を・・・というところで、かなり困ったことが起こった。会場内で突如刃傷沙汰が起こったのだ。同時に会場のトークリングを買い占める輩、襲い掛かられて反撃する輩、また身を守ろうと露店を開く方などで開会式は非常に混乱した状態に陥ってしまった。
私自身も急激に負荷をかけられたせいで一時退席を余儀なくされる。これは困った。大会がぶち壊されてしまう。
(せっかく事前にこんなポスターまで用意したのに、冒険者というのは血の気が多いのだ)
実は、この大会を開催する前に不穏なうわさを聞いていた。今大会を気に入らないごく少数の方が「イベントをつぶす」ために来るのではないか、そういうことを耳にしたが大丈夫か?というものだった。
俺はそのことを全く気にしていなかった。まさかいい年こいた冒険者がこんなたくさんの人間のかかわる・・・「皆が楽しむためだけに」行った無害なイベントをぶち壊しに来るとは思わなかったからだ。
それに去年は有名な極悪茜さんからPKKさんまで皆がおとなしくこのイベントに参加してくれておおいに楽しんで行ってもらった。まさか、今まで残っている冒険者のほうが素行がよくないなんて思いもしないだろう?
(妨害者にも今後の冒険者生活があるだろうからSSや具体的な描写は避ける)
けれど、運よく仮面の貴族の裁断とその従者殿の機転によって一応の混乱は収まった。
【衛兵】というか【ディメント王国の警察機構】が初めて頼もしく感じられた瞬間だった。
一番元気に暴れていた輩は牢屋送りになったが、 いまだに会場は混沌としている。観客も参加者も興奮し、プログラムが始まらないことにいらだっていた。
20分も進行が遅れてしまったが、ここでイベント運営側が腰砕けてしまってはならない。今日までの苦労が、練習が、みんなの苦労が水泡に帰してしまう。
俺とマチルダは意を決して、まだ残る混乱の中、大会の開会のプログラムを進めた。
(ビックリするほどの拍手と喝采で開会は迎えられた。イルファーロで最も感動した瞬間の一つだ。みんなありがとう。)
次回は一気に両部門の内容を記そうと思う。みなが見ていた「いるこれ」と俺が見ていた「いるこれ」どう違うか?どこが同じか。それを感じてくれたらうれしい。
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お疲れ様でした!
イルコレのドワーフ視点の記事を書こうと思ってへんな小説が出来上がったカリームさんです。
この手のイベントで事前参加者が少ないとすごくハラハラしますよね。
ドワコンのときもいつも前日までの参加者が1名でいつもドキドキしていますよ。
綿密な打ち合わせ等についてすごく感心したイベントでした。
複数人数でやりきったときの達成感はやはり一人でイベントを主催するよりもありますね!
是非また来年開催するのを楽しみにしています!
この手のイベントで事前参加者が少ないとすごくハラハラしますよね。
ドワコンのときもいつも前日までの参加者が1名でいつもドキドキしていますよ。
綿密な打ち合わせ等についてすごく感心したイベントでした。
複数人数でやりきったときの達成感はやはり一人でイベントを主催するよりもありますね!
是非また来年開催するのを楽しみにしています!
無題
イベントの初めからリハーサル、開会前まで、どのように感じてどのように行動したのかが伝わってきました…。本当にご苦労様ですわね…。
演出係の方たちは相当苦労されたと思います…素晴らしいスタッフ達よね…。開始前のゴタゴタはどう書いたらいいのか私も悩みましたわ…。次回の日記も楽しみにしてます。私も書かないと…w
演出係の方たちは相当苦労されたと思います…素晴らしいスタッフ達よね…。開始前のゴタゴタはどう書いたらいいのか私も悩みましたわ…。次回の日記も楽しみにしてます。私も書かないと…w
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あるときは宝箱の中から爆弾を出すシーフ、またあるときは攻撃の届かないファイター。
ただ皆様の平和と健康と幸福を祈るだけの存在
E-mail:
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