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このブログは、wizon wizardryonline (ウィザードリィオンライン)のプレイ風景をつづったものです JP現アルバロア鯖で活動しているプレイヤーの個人日記です。
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「matildaはこの小説で、新たなwizardryの世界を描き出すことに成功した。ラスト2ページであなた方は必ずだまされるだろう」
-イルファーロ・ストリートジャーナル

「ミステリーと冒険小説の完全な融合。誰も結果を予測できない。」
-イルファーロ・タイムス

「冒険者が出て殺す。奇想天外な迷宮小説!ページをめくる手が止まらない!」
-サン・ディメント誌




詐欺師でブログ仲間のmatildaさんがwizonを題材にした小説を書きました。

いやこれもうマジで非常に面白かったので、私のブログでも紹介させてもらうことにします。







拍手[2回]


一応matildaさんの小説の経緯をご紹介いたしますと、

私がちょこちょこ書いている妄想小説のスピンオフ的な内容となっているそうです。

舞台や設定を流用した、派生小説ですね。とっても楽しく読ませていただきました^^

これも一つのシェアードワールドを使った遊びといえるのかもしれません。




話は変わるのですが、このウィザードリィオンラインのストーリィは「クトゥルフ神話」という世界観をもとに作られているとプロデューサーがツイートしていた気がします。

この「クトゥルフ神話」という単語は聞いたことがあるけど、よくわからないという人が多いのではないでしょうか。

それもそのはずです。「クトゥルフ神話」は個人の作品のことではなく、またある会社や版権元が取り仕切っている設定や世界観ではなく、多くの時代の多くの書き手や作り手によって紡がれている稀有な「シェアードワールド」のことなのです。

シェアードワールドとは一つの世界観や設定をたくさんの人が共有して作っていく作品群のことです。


わたしのブログでも依然wizonとクトゥルフ神話の関係性について軽く書いた気がしますが、今回はクトゥルフ神話がどうやって個人の手を離れ、大勢の人が知ることになったのかということについて書き散ららしたいと思います。



*初めはラグクラフトから始まった。* 

このクトゥルフ神話。はじめはラグクラフトという作家が書き始めた詩や小説がもとになっています。ラグクラフトは1900年代初期のアメリカのホラー作家で数多くの魅力的なホラー作品を残していますが、彼の作品には作品を超えて共通する設定や名称が多々見受けられました。

この創作手法がファンにウケて、ファンは彼の小説に出てくる切れ切れの小道具の名前や設定から自由にかれのホラー作品世界を創造するようになります。

もともとラグクラフトは膨大な博学的知識と、詳細な記述から、その小説に出てくる本や単語が実際にあるものなのか、それとも彼のフィクションなのか判別がつかないようなミステリアスな書き方をするという手法をとっていました。

それも当時の読者の想像力を刺激して、多くの小説家仲間もラグクラフトの作品のとりこになった理由です。

そうして中には自分の小説にラグクラフトの考えたファンタジーの魔導書の名前や、モンスターの名前を取り入れて遊ぶ作家も出てきます。

ここで、寛大かつユーモアのセンスのあったラグクラフトは大いにそういった行為をゆるし、また友人たちを自分の小説に登場させて殺したり、狂わせたりして楽しみました。

こうやってラグクラフトとそのほか多くの書き手たちによってクトゥルフ神話は共有されていきました。

同じ単語や同じモンスターでも、扱われ方や描写が違ったりして理解しにくいのも、クトゥルフ神話自体がが多くの書き手をもつタコや蛇のような形をしたつかみどころのない世界観だからです。

ある固有名詞や設定からどれだけ自分の世界を広げられるか・・・書き手としてそういった楽しみもあるクトゥルフ神話はいわば文学的なゲームのように楽しまれていました。

そうして著作権という名の軛から、クトゥルフ神話は半ば自由に飛び立ったのです。ラグクラフトの死後も熱心なクトゥルフ信者(ファン)達はこぞってラグクラフトの作品に登場するモンスターを題材にとって小説や映画を作り、現在もどんどんクトゥルフ神話の世界は拡張を続けています。

もし誰かがディ〇ニーの世界観でゲームを作ろう!といえば権利関係を明確にしなければ大問題になるところでしょうが、クトゥルフ神話に限っては、よく知られたモンスター、魔導書、そしてその宇宙恐怖的な世界観を題材にとって小説やゲームを作ることを黙認されています。とても魅力的なファンタジー素材なのです。

今回wizonもこのクトゥルフ神話世界を共有したRPGということで、私はとてもわくわくしています。

みんなで作り上げていく世界。読者が自由に創作者足りえる世界というのは素敵ですよね。

と、まあ今日は自由にクトゥルフ神話について書き散らかしました。満足です。

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過分なお言葉を…
わざわざのご紹介ありがとうございます!
ブログランキングから降りて以来ひさしぶりのアクセス数が出てますw
すごいね、表紙!!むかーしの新潮文庫みたいw
正式(?)な表紙にしちゃいたいくらいだw


原作「盗賊」のポークル兄妹に、どうしてももう一度光を当てたくて
あのラストだけ思いついたのが始まりです。
何にしても、魅力と拡張性のあるキャラと世界あってこそですね
ありがとうございました^^

クトゥルフ神話の成り立ちって面白いですよね。
文章化されたものは暗黙ではなくなるけど
まだ語られていない多くの部分までも、暗黙の了解の上に成り立っているという。

クトゥルフ神話とはスケールが全然違うけども、今回のスピンオフも
そんな側面があって楽しかったです。
matilda 2013/03/04(Mon)20:47:14 編集
無題
matildaさん>いやほんとにこういう遊びは楽しかったです、言ってみれば超内輪の遊びなんですけど、タノシイってのが一番大切なのですw
ダミ 2013/03/05(Tue)02:05:10 編集
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